一度使用した配管パイプを再使用した取り付け工事について

たまに「エアコンの再設置工事では一度使用した配管は交換しないといけない」という知識を持っているお客様がいますが、必ずしもそうではありません。引越しの際にその配管を再使用してエアコンを取り付けることもあります。

正しい知識をつけることで、工事費用の削減や、業者とのトラブル回避ができると思いますので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの「配管パイプ」とは?

エアコンと配管パイプ

家庭用、業務用かかわらず、エアコンの室内機と室外機をつなぎ、冷媒ガスの通り道となるホースのことを「配管」または「配管パイプ」と言います。

ホースと言いましたが、実物は銅管です。細い配管と一回り太い配管の2本セットで、その太さの規定は取り付けるエアコンの能力により使い分けます。

家庭用であれば、2分3分配管と、2分4分配管があり、2分4分配管は6.3kw(一部5.6kw)以上の大きなエアコンに使用します。

配管再使用のメリット、デメリット

中古配管パイプを再使用してエアコンを取り付ける場合のメリット、デメリットを挙げてみました。

メリット

  • 取り付け費用に配管代がかからず、総工事費用の節約になる。

デメリット

  • 配管硬化によるレイアウト(配管曲げ)加工の制限で美観を損なう場合あり。
  • ゴミ・不純物の混入によるエアコン寿命への悪影響の懸念。

メリットとしては「配管代の節約」の一点のみです。「見た目とかはあまり気にしない」という方にとっては大きいメリットでしょう。デメリットは2点ありますが、割合的には「美観を損なう」が圧倒的に多いです。

一度冷媒ガスを通し、使用した配管パイプは新品時と比較しかなり硬化します。エアコン設置はその状況により配管をレイアウト・接続する必要があります。その際に硬化していると曲げる際につぶれたり(ベンダー使用できない場合もあり)することもあるため綺麗にレイアウトできないこともあります。

配管パイプの状態および現場の設置状況にもよりますので、業者に相談してみるとよいでしょう。

当社では、以下の場合の配管パイプの再使用はお断りしております。

  • 2分4分配管。
  • 潰れやクセが強くついてる配管。
  • 再設置場所にて長さが十分に足りない場合。
  • 配管カバーの施工を伴う場合(室外部分は要相談)

詐欺業者には要注意

「一度使用した配管は必ず交換しないとエアコンが壊れる」というような脅し言葉で、問題なく再使用できるであろう配管パイプを無理やり交換させ、追加配管代をせがむ業者も少なくありません。

家電量販店や引越し会社、全国対応会社の下請けエアコン工事業者に多く、低単価での仕事が主な原因のように感じます。

さらにその配管代も数千円でなく数万円になることもざらです。不安があるなら必ず工事前や問合せ段階で確認しましょう。

中古の配管の再使用にあたっては各業者、職人で見解が多少異なります。大きな会社になればなるほど中古配管の再使用についてはネガティブな意見です。もちろん、新品に交換すればエアコンにとっても良いですし、エアコン工事業者にとっても良い話です。しかし、それは負担するのはお客様自身です。

今まで何台も引越しや中古エアコン設置の際にそのエアコンに使用されていた配管を使用して工事をしてきましたが、それによって「すぐガスが抜けて効かない」「エアコンがすぐに壊れた」なんてことはありません。

基本的に中古エアコン設置時には、既存中古配管を使用するか、新品に交換するかはお客様と相談し施工させていただきます。沖縄県内のエアコン取り付け工事、ご相談ください。